2003-01-01から1年間の記事一覧

「軒先」

お隣の軒先からぶら下がってる沢庵は私の右腕ではなかろうか。

「ととと」

気をつけの姿勢のまま身動きが取れない。 地面と平行に並ぶ何本もの線が目の前にはあって、光を浴びて鈍色に輝く。 機械が起動するような振動音が鈍く響いて、ゆっくりこちらに近づいてくる。近づいてきた。後ろに抜けていった。 ピアノ線のようなものにゆで…

「やれもこう」

あたりを見るとやたらに大きい。いや、自分が小さいのかもしれなかった。体操競技に使うマットのやたらに広いものが敷いてあって、自分はその上で飛び跳ねている。動きがずいぶんぴょこぴょこしている。 カエルのようなものや、くろぐろとした形のよくわから…

「棒をさがす」

棒をさがしていた。 その棒はしゃべる棒で、いつも皮肉混じりの口調であーだこーだわめきたてるのだった。 あまりに口が悪く、ブチ折って火にくべてやろうととさえいつも思うが、金属でできていてちょっと焦げ目がつくだけだし、熱さもとくに感じないような…

「猿牧場」

空港の待合ロビーみたいな場所からモノレールに乗り込んだ。目的地はよくわからない。後ろに流れていく風景を車窓からながめているうちにうとうとと眠りこんでしまった。空を飛んでいたような気もする。 どこかの駅に着いた。 改札を抜けるとそこはいきなり…

「ぼくだけはわかっている」

おなかがすいたのでオリジン弁当へと出かけた。 いつもは面倒だから買わないグラム売りの惣菜を買ってみようかと思う。 次から次へととっているうちにトレーの上がいっぱいになってしまった。 レジの前に並んだ。 順番がきた。 バーコードリーダーをあやつっ…

「今週は」

めちゃめちゃだった。

「なぜか」

寝ませんでした。

「多忙につき」

夢を見てる暇もないようなのであしたまで夢見がちにならないようこころがける所存であります。

「寝ましたが」

泥のようでした。布団に染み込んで消えた。

「寝ませんでした」

MYSCON4で徹夜でした。へろへろ。

「寝ていない」

寝ませんでした。

「近所なのに」

実家にいる。 自分は何かの試験を受けなければならないらしい。 その試験を受けるのは自分だけではない。どうやら、この4丁目に住む自分と年恰好が同じくらいの若者全員が対象のようだ。 駅前の掲示板に試験日程と会場が告知されていた。 試験は3日間にわた…

「あっという間」

目覚めた瞬間にはじけて消えてしまいました。

「微妙に」

家の近くの道を歩いているはずなのに、なぜか違和感を覚える。 角を曲がり、近所の猫の遊び場兼水飲み場となっているほんの形ばかりの公園を右手に眺めつつ、銭湯とコインランドリーの前を過ぎて、さらにもう1回曲がる。 これがファミリーマートへと向かうい…

「思い出せない」

本当に思い出せなくなった。

「思い出せない」

でかい建物の中にいる。 そこは図書館とファーストフードとCD屋とパソコンショップがいっしょになったようなもので、自分はその中で歴史のテスト勉強をしている。 一生懸命やっているとはいっても、試験範囲まるまる何もおぼえていないという体たらくで、こ…

「思い出せない」

友人らしき男に「競馬もののミステリでタイトルが漢字二文字のシリーズの第1作ってなんだったかな?」と尋ねられる。 ディック・フランシスの競馬シリーズだというのはわかるんだけど、第1作が何かは思い出せない。 困っていると、男は「わかった! 『脱穀』…

「まだ眠りたい」

夢の中でも寝ているらしい。 いやいやながら目を開けると、そこは一見、体育館のようにも思える建物の中だった。 床も壁も天井も一面真っ白で、一瞬めまいを感じた。しばらくして目が慣れてからも遠近感がつかめないままで、現実味に欠ける。 つまらない夢な…

「肉を買いに」

肉を買いに出た。肉屋の前だ。 普通のショーケースの中に、普通に見える肉が並んでいる。無難なところで牛肉の薄切りなどを買ってみた。 ロースとかサーロインとかヒレだとかはわからない。 「とりあえず、牛、500g」と言った。 自分はどうやら顔なじみらし…

「オズの魔法使い」

絵本を読んであげている。 絵本の前には、だいたい五、六歳くらいの男の子と女の子がいて、誰かはぜんぜんわからない。 読んでいる絵本は「オズの魔法使い」だ。 ブリキの木こりやライオンやかかしたちを連れたドロシーはお花畑を抜けていく。 しかし、よく…

「となりの席の」

どこかから転校してきた。ここは小学校だ。 周囲の縮尺がどうにもあやふやで、となりに立っている担任の先生の身長が自分より高いのか低いのかわからない。 そういえば、自分が小学生なのか、それとも大人のままなのかもわからない。 空いている席につく。 …

「チョコエッグ」

競艇選手と話している。 一見、大きな文房具売り場のフロアみたいなところに自分たちはいて、何人もの競艇選手たちが作業をしている。 鉛筆や消しゴムがならぶ棚がいくつもあって、競艇選手はそこでめぼしいものを物色すると、自分の持ち場に帰って作業を続…

「個室」

デパートの中にいる。 急に便意を催したのでトイレへと駆け込んだ。運良く空いていた洋式便座に腰をおろし、ほっと胸をなでおろした。 やっと人心地がついた。顔を上げ、周囲を見渡すと、壁面のタイル1枚1枚が桝目になっていて、「2」、「3」、「5」など…

「空白」

今日は夢を見なかった気がする。

「青年」

小雨降りしきる中、スコップで野原に穴を掘っている青年の姿をじっと見ている。自分はどこにもいない。

「ひもの先端」

さて、そろそろ寝ようかと立ち上がって蛍光灯のひもをひっぱった。 手のひらの中にちょっと奇妙な感触を感じたけれど、眠かったのでそのまま横になった。 とはいうものの、なかなか寝付けない。目を見開いて真っ暗な天井を背景にひも先端の丸ポッチを眺める…

「風邪薬」

家族でレジャー旅行に出かけた。 水没した小学校の校庭が海水浴場で、教室が温泉に変わっている。 ……だったことは憶えているんだけど、それから先がどうもあやふやである。塩酸ブロムヘキシンやら塩化リゾチームやらが記憶を盗んで逃げたのだろうか。

「冷凍マグロ」

歩いていると道を聞かれた。 「ここらへんは不慣れなので、ちょっとわかりませんね」 と答えると、 「では、これを」と冷凍マグロを渡された。 それは人間の胴体よりもっと大きくて、氷よりももっと冷たい。 こんなものもらってもしかたないし、とにかく重い…

「アルコール」

今日のゆめはありませんでした。