棒をさがしていた。 その棒はしゃべる棒で、いつも皮肉混じりの口調であーだこーだわめきたてるのだった。 あまりに口が悪く、ブチ折って火にくべてやろうととさえいつも思うが、金属でできていてちょっと焦げ目がつくだけだし、熱さもとくに感じないような…
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