棒をさがしていた。 その棒はしゃべる棒で、いつも皮肉混じりの口調であーだこーだわめきたてるのだった。 あまりに口が悪く、ブチ折って火にくべてやろうととさえいつも思うが、金属でできていてちょっと焦げ目がつくだけだし、熱さもとくに感じないような…
空港の待合ロビーみたいな場所からモノレールに乗り込んだ。目的地はよくわからない。後ろに流れていく風景を車窓からながめているうちにうとうとと眠りこんでしまった。空を飛んでいたような気もする。 どこかの駅に着いた。 改札を抜けるとそこはいきなり…
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