僕の考えるブログ文章術(その1)

米光一成さんの連載「ブログ文章術」:http://blog.excite.co.jp/blog-jutsu/979930/
を読んでふと思うところを書いてみました。

あなたはブログに何を求めていますか?

ブログの文章がどうのとか考える前に、まずブログを書くことで、自分がどうしたいのか、その欲求を自覚するところからはじめましょう。

  • しあわせになりたい。

いかんせん漠然としています。もうすこし具体的に考えてみましょう。

  • ブログを通じて、趣味の合う友人を作りたい。
  • ブログを通じて、自分の意見をたくさんの人に伝えたい。
  • ブログを通じて、カリスマブロガーになりたい!

「趣味の合う友人が作りたい」と考えているあなたに質問します。

  • 今現在、ブログを通じて知り合った友人の数はどれくらいいますか?
    • 20人くらいはいる。
    • そんなにはいないなあ。
    • はじめたばかりで、ひとりもいません。

「20人くらいはいる」と答えたあなた。
あなたにブログはあまり必要ありません。

いるべき場所はブログじゃない

あなたに必要な場所はブログではなく、mixiミクシィ)とか、そっちです。知り合いの多くいるSNSソーシャル・ネットワーク・サイト)に招待してもらいましょう。そこは書いた文章にすぐレスがつき、誰が読んでくれたか足跡からわかる、気心が知れた人間ばかりの場所です。あなたにぴったりの場所。

「でも、結局、内輪のやりとりになるんじゃ? それじゃ広がりがないよ」

もし、あなたのブログが上り調子ならば(アクセス数急増中・好意的トラバ張られまくり・はてなブックマークでいい意味で注目されまくり)、そして、その状況を喜ばしく感じているなら、そのまま更新を続けてください。せっかくの機会を棒に振る必要はありません。

しかし、悲しいことには、たいていのブログには広がりなんかありません。あっても遅々たるものです。
誰が読むかもわからない言葉をただ闇雲に放り投げ、返らない反応を待ち焦がれているよりは、内輪に向けた言葉で、どうでもいいような内容のぬるま湯のようなやりとり続けてるほうが精神衛生上よろしいような気もします。
けっこうプライベートなことも書けるし、誰にも伝わらないような内容書いても咎められない。とにかく、気がらくです

mixi日記から書籍化された『59番目のプロポーズ』

59番目のプロポーズ キャリアとオタクの恋

59番目のプロポーズ キャリアとオタクの恋

という希少な例外もありますが、SNSの場合、そこで何を書こうと大人気! 大ブレイク! となることはほぼありません。しかし、かなり迂闊なことを書いてしまっても、まず炎上しません

最初は招待してくれた人だけだった友人(mixiの場合マイミクシィ)の数も、だんだんと増えていきます。自然と20〜30人くらいには増えるものですし、多少積極的に友人(マイミク)申請を出せば100人越えもさほど難しくありません。普通にブログやってるのとあまり変わらないじゃん!
マイナー趣味の友人を見つけたい場合も、SNSのコミュニティに参加して積極的に発言してみる、とかのほうがよほど手っ取り早い気がします。自分の書いたエントリがグーグルとかヤフーとかに捕捉されて、検索エンジンで誰か来るのを待つだの、他人のブログにトラックバックして、トラバ先の人間が自分の記事読みに来るのを待つとか、どうにもまどろっこしい。効率が悪いです。

結論:ブログをやめて、SNSに行こう! そこが約束の地だ!

僕の考えるブログ文章術(その1) ―― 終わり ――

……あれ? (その2に続きます)