京極夏彦『続巷説百物語』
ISBN:4043620039
文庫になったので今ごろ読む。これは続き物って意味もあるのかな。連作短編のように見えて実質的には長編でありました。
うーむ、必殺。このシリーズが京極夏彦の必殺シリーズに対するオマージュだというのは有名な話ですが、前作『巷説百物語』を読む限りでは、さほどピンとくるわけではありませんでした。でも、こっちは必殺だねえ。必殺シリーズの有名エピソードからパーツを抜き出して妖怪ネタ絡めて再構成した物語であります。せっかくなんで、元ネタエピソードとの対照表を作ってみました。興を削ぐほど詳しくは書きませんが、一種のネタバラシにはなってしまうと思うので、読みたい方だけ↓をどうぞ。
手助けされながら最後の仕置をするパターン。
- 「狐者異」
- 「飛縁魔」
- 「船幽霊」
「同情無用」は船上からの狙撃。