あれこれ

  • 土曜から日曜にかけて、やたらつかれた。回復したら書くかも。

これはおもろい。すばらしく、おもろい。

まあ、こういうことも起こるようになる。

海猫沢 怖いお兄さんが来ると、店の倉庫が魔空空間になるんですよ。あまり詳しく言えないけど。その頃も本読んでるんだけどね。ハヤカワから出てる『SFハンドブック』見て古本屋で片っ端からSFも買って読んでたり。大人のゲームセンターでラヴクラフトとか幻想文学読んでた。超アンダーグラウンドだったね。「ラヴクラフトやべー、別次元から旧支配者が来るんだよ。ふんぐるむなう〜」とかオタヤクザ二人で言いながら、店仕切ってるわけですよ。狂ってた。

―― (笑)。

海猫沢 あの頃はオタクとヤクザが絶妙に悪魔合体してたね。「コンゴトモヨロシク」だった。邪教の館ですよ。ヤバい。ナイロンのトロピカルのズボンに、女の人の絵がプリントされた膝下まであるシャツ着て、首から金の十字架ぶら下げて、しかも金髪を『餓狼伝説』のテリー・ボガード風に後ろで結んで、セカンドバッグはパチモンのハンティング・ワールドとかさ。で、靴はよくわからないデッキシューズ。ハイブリッドすぎた。全然意味わかんない。こいつのルーツがわからない。超生命体。トランスフォームしてた。コンボイ司令官を余裕で超越してた。しかもオレ、自分のことオシャレだと思ってたからね。『シティハンター』の冴羽僚も入ってたし。それで店でオタ小説読んだり、アニメイトに行ってたんだよ。地元の声優イベントで水木一郎先生と一緒に『マジンガーZ』の主題歌歌ったりさ。新しかった。