ゴジラ FINAL WARS

mhk2004-12-29

http://www.godzilla.co.jp/index.php
ドン・キホーテで売ってそうなゴジラ映画。
監督:北村龍平 出演:松岡昌宏 菊川怜 北村一輝 ドン・フライ
ラドンアンギラスキングシーサーなど、同時多発的に怪獣たちが出現。世界は大パニックになる。と、思ったら、X星人がやってきて、「ワレワレハ ウチュウジンダ」なんとかしてくれた。ばんざーい! なしよ。
ハードロックのリズムに乗せて、小学生が考えたような怪獣大進撃が勢いだけで突っ走る。なんつーのか、ありとあらゆるところがすべて激安価格。センスも緊張感も、まったくありませぬ。タイプ的にはかなり似てると思う『火山高』よりも、さらに、ない! 皆無だ! とにかく、頭の悪さがすごくて、あらゆるカットが「この映画はバカですよ〜 脳ミソはずしてみましょうね〜」と主張してます。節操ないこと、理屈じゃないこと、この上なし。だからこそ、安心してみられもするのですが……。
X星人統制官役の北村一輝はすばらしい怪演。松岡昌宏も怪獣たちも手当たりしだいに食ってました。ゴジラよりも目立ってた。宇宙人とかミュータントとかぜんぜんおかまいなしに大暴れする一般人ドン・フライもすごかった。強いな! クリリンどころではない。菊川怜水野真紀のふたりに美脚要員としてしか存在理由を与えないところもすごい。ゴジラが世界各地を巡業しながら怪獣を倒してくあたりはお祭り騒ぎっぽくて悪くないんじゃないですかね。センスもテクもないロックバンドのライブ行ったらサービス精神だけは旺盛でぞんがい楽しめた、みたいな感じ。まあ、『ジュラシック・パーク』シリーズが、よりによって『ジュラシック・アマゾネス』とかで幕を閉じたようでもあるけれど。
やすい! すごい! やすい!