キング・コング
http://www.kk-movie.jp/top.html
1933年版は未見です(DVDは買ってきました。500円)。
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ジャック・ブラック演ずる映画プロデューサーが飯野賢治にみえてしかたがない。
か弱い美女と巨大ゴリラからしてそうですが、相反する要素の組み合わせがドラマを生む作りになっております。何が待ち受けてるか皆目見当がつかない髑髏島潜入に尻込みする船員たちは冒険を現実のものとして見ていて、オタク集団である撮影たちは格好の映画ネタとしてしかみなさない、とか。オタクは無茶をやりおると思ってしまいました。
極限の体験を通じて成長する役割のジミー君のぞいて、全員それぞれ(あのニヤケ男優ですら)プロフェッショナルなわけですが、視線の向いている方向はぜんぜんちがいます。
あーそれから、たぶん作品内で一適の血も流さないと決められてたんだと思いますが、その縛りを逆手に取ったギャグまでもが盛り込まれていて(無茶な乱射!)、ピーター・ジャクソンはあいかわらずやることが過剰だなあと思ったことでした。血は流れませんが、生理的にキツいシーンが幾つもあって、うひーとか叫びそうになったことを付け加えておきます。あの気色悪さもワザとなんだろうなあ。
息つくひまもないスリルとサスペンス。3時間の長丁場に身も心もくたくたになりますが、劇場で観るだけの価値はある作品です。コテコテだけどとにかく面白い。ヒロイン役のナオミ・ワッツも二重丸。しかし、彼女は人類を超えたものすごい身体能力を備えてるみたいに見えることです。
- 文章メタメタだったので、それなりに修正しました(12/22朝)。