桜色ハミングディスタンス

mhk2005-11-22

桜庭一樹×桜坂洋の期間限定ユニット「blackcherry bob」による合作小説。第4回文学フリマで頒布されました。奇数章を桜庭一樹が、偶数章を桜坂洋が担当してるものだとばかり思ってたんですが、往復書簡ページ参照したら、自分担当でないテキストもどんどん書き直してよいのかー。そら楽しいわ。
「私は桜庭一樹である。」の一文から始まるあまりにもベタベタなメタっぷりの中、中の人である真理子さんと下は本名らしいヒロシさんがどたばたと掛け合いをする。どっちがどっちかわかんなくなったら、とにかく蹴りを繰り出しまくる→桜庭担当、微妙なアキバ臭→桜坂担当と考えればよいかもしれない。128ページの歌に爆笑したのと、なんとなくいい感じに〆させたら(たぶん)桜庭一樹は上手いな、と思われました。