桑島由一『南青山少女ブックセンター 1』

mhk2005-04-05

ISBN:4840111049
MYSCON6で滅・こおるさんにすすめられた。「あっというまに読めて、あとにはなにも残らない」という滅・こおるさんの言葉どおり、本当に書くことがない。不幸の星のもとに生まれついたのか、ゲーム好きのダメ親父に「マリオ」と名づけられた思春期男子が、なぜか女子高に入学して男性恐怖症の美少女たちから苛められるという、あえてジャンル分けするならば、迫害ハーレムもの。ヒロインの娘さんにはしっかり触角(アホ毛)立ってるし、まあ『ラブひな』みたいなもの。千葉県八街(やちまた)市から上京してきた少年のカルチャーギャップコメディでもありますね。南青山少女歌劇団青山ブックセンターなタイトルからむりやり話をでっちあげたんだろーなー、としか思えない潔さもすごい。なぜ書店なのか、説明はぜんぜんない。