総括

神々によるドッキリカメラというか、要はダーク・ファンタジーでした。純真な少年少女がこれといって意味もなく抗うことのできない高次元の存在に翻弄されまくるという主題はこの前とりあげたジョナサン・キャロル作品にも共通しています。このような暗い主題を扱うこと自体には問題ないと思います。ただ、蛍子たんの両親関係、皐月さんのトラウマなども単なる添え物にすぎなかったあたりなど、細部の処理があざとすぎるのがマイナスポイント。エロ分はあったけどワンダーは足りなかったかな。自分の意思とは関係なく発動してしまう罪深き魔法少女、という設定も悪くない。しかし、テーマの料理法がなんかやーらしかった。やらしい。うーん、惜しいですね。え、このラストで13話があるの?